あると便利な工作台 


  アマチュア無線の道に入って(迷い込んで?)、早、30年以上の年月が経ち

  ました。

  

  開局した頃には想像もつかなかった事の一つが、開局30周年記念で免許を

  降ろした「kW局の免許」なのですが、その一方、ズ〜ッと欲しかったのが、

  実は、↓コレなんです。

  

  

  ただの「パソコン・デスク」に見えますよね。

  はい....、商品名としては、その通りです。

  でも、ヨク見ると、半田ごて、こて台、ささやかな測定器が....。

  

  そう、開局31周年の今年は、新たなスタートと言う事もありますので、永

  年の夢「工作用の机」の投入です。

  「耐へがたきヲ耐え、忍びがたきヲ忍び....」で苦節30有余年。

  学生時代の下宿生活や、永らくの東京転勤による「ケロヨン」状態から脱

  し、やっと工作専用台を持つ身分になれました!!

   ケロヨン・・・・軽のワゴン車をキャンピングカー仕立にした車に住

         んでいたのをご存知ですか?

         昨今のRVブームの起源は、ココ。

         キャンピングカーを買う人々は、「刷り込み」効果

         が効いてるんです。

         そう言えば、ピンキーとキラーズも....。Hi

  

  大昔のCQ誌付録に「ハム男とハム子の日誌」なる小冊子が、上下二巻付い

  た事がありましたが、ご存知の方はナカナカ居ないでしょう。

  畳の部屋で、ドリルによる加工をしたり、半田ごて作業をすると、お母さ

  んに「大目玉」なんて記述がありましたが、やっと私もそんな環境から卒

  業できました。

  

  さてさて....。

  全世界と交信した....とか、色々な分野で著名な方の「昔の写真」を見て

  思うのですが、かなりリッチだったんですね〜。

  1960年代に、洋間の個室を保有しているなんて....。

  もちろん、無線機器を設置した運用机と工作台は別々。

  私が子供の頃なんか、居間の片隅で半田ごてを握ってましたよ。

  今では子供も見向きしないような、10問正解して「夢のハワイ」に行くク

  イズ番組や、「1万円」で買い物を楽しむ「買いまショウ」のような番組

  がある時代でしたね。

    

  そして数十年。

  初期の頃から、カネにモノを言わせて「SSB」だとか「リニア」とか「ビ

  ーム・アンテナ」などを使えた金持ちが、君臨した時代も過ぎ去ろうとし

  ているようです。

  ビギナーのような人々でも、10年経たずともDXCCゴッコを終了した方が輩

  出しているのを見ると、日本の豊かさが解るような気がしませんか。

  

  今は21世紀。

  欧米や南米、或いはアフリカなどの「大金持ち」が、郊外の別荘に「コン

  テスト・ステーション」なる設備を開設しいてるのを「指を咥えて見てい

  た」のが私の少年時代。

  青春時代の真ん中は、何処に忘れてきたのか知りませんが....。

  中年時代の「ド真ん中」にフト気がつくと、「荘園の地主」みたいな事が、

  日本でもフツーに行われている時代なんですネ....。

  

  ☆少し増えた測定器と一段増えた机

  

  (2006/Sep/9)

  

  ちょっとした工夫、単なる暇潰し、或いは邪道....?

  

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