IC-726に純正CWフィルターを実装してみますと、かつてIC-706/746に
同型のフィルターを使用した時よりは、キレが良い(ような)印象を受
けました。
但し、既に手元にはIC-706/746がありませんし、FL-100/101とも過去
に使用した製品とは違う新規購入品です。
単なる気のせいか....??
同じ特性のフィルターと言えども、それを装着して使用するトランシ
ーバー(受信機)との「組合わせ」により生まれる「総合特性の差」が、
無視出来ない程度、発生するようです。
採用回路や基板構成により、入出力のインピーダンスや結合度も違い
ますから、当然と言えば....ソレまでですが....。
まぁ、IC-706系統はフィルターも含め、部品が高密度実装されていま
すので、入出力のスッポ抜けがあるのでしょう。
他方、IC-746はソコソコのレベルで作られたトランシーバーでしたの
で、狭帯域フィルターを挿入する事による副次的効果が少なかったの
かも知れません。
何れにせよ、IC-726ではフィルター廻りを工夫すると、「砂上の楼閣」
から眺める「見晴らし」が、少しは良くなるようです。
ま、「アリ地獄の底で背伸びしたら、外の景色がチラチラ見えた....」
程度のモノでして、首まで砂に埋まってる事には違いありません。Hi
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