ハナモゲラSSB....、いや、これは失礼。
所謂「音質の良いSSB」が出るかどうかの実験です。
最近はIC-756PROUなどのDSPトランシーバーがPSN変調になりました
ので、「音質の良い(良さそうな、イヤ、独特な音の....)」局が増え
ました。
以前は、極一部の人がPSN変調回路を自作し、「広い占有帯域&逆サイ
ドバンド漏れ気味」な「自称HiFi-SSB」を送信して、特異な存在感を
出していました。
しかし、KenwoodからDSP-100が発売されて以来、「お漏らし」が無い
広帯域SSBが、誰にでも楽しめる時代となりました。
さて、IC-726はフィルターを使用したSSB変調ですが、IFフィルター
がデュアルではありませんので、やや狭帯域なクリスタルフィルター
が一段だけ入っています。
従って、受信選択度との兼ね合いから「送信帯域が狭め」な定格です。
マイク入力からバラモジまでの回路を洗うと、クリスタルフィルター
の特性以上に低域をカットしている部分がありましたので、そこを改
造し、気持ちだけ音質を改善しました。
ダイオードスイッチを増設し、送信時のみINRADあたりのワイドなク
リスタルフィルターを入れれば、この無線機の限界に至りますが、無
線機よりフィルターの方が出費がかさみますので、ヤメにします。
なお、キャリアポイントは触りませんが、フィルター巾を広げなけれ
ば、明瞭度の低いコモッた音になるだけです。
(何れにせよ、モニター機の無い人は、改造しない方が無難でしょう)
ところで「ハナモゲラ」とはタレントのタモリ氏が流行らせた演物で
すが、氏は高校生時代JA6で2アマ局を開局していたそうです。
離調したSSBの音がハナモゲラのヒントだったんでしょうかネ?
さて、こういう遊びをするには、マトモなAF発振機が必要になります
が、手持の機器が壊れており、仕方なしに「PCのサウンドカード」を
使用したソフトによる「発振機モドキ」を使用しました。
....が、結構キレイな波形と安定した出力には感心しました。
そう、PCのサウンドカードって、高性能なんですよねぇ。
余談1.「アナログ」の「PSN式」と「フィルター式」....
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