☆ハナモゲラSSB


  ハナモゲラSSB....、いや、これは失礼。

  所謂「音質の良いSSB」が出るかどうかの実験です。

  最近はIC-756PROUなどのDSPトランシーバーがPSN変調になりました

  ので、「音質の良い(良さそうな、イヤ、独特な音の....)」局が増え

  ました。

  以前は、極一部の人がPSN変調回路を自作し、「広い占有帯域&逆サイ

  ドバンド漏れ気味」な「自称HiFi-SSB」を送信して、特異な存在感を

  出していました。

  しかし、KenwoodからDSP-100が発売されて以来、「お漏らし」が無い

  広帯域SSBが、誰にでも楽しめる時代となりました。

  

  さて、IC-726はフィルターを使用したSSB変調ですが、IFフィルター

  がデュアルではありませんので、やや狭帯域なクリスタルフィルター

  が一段だけ入っています。

  従って、受信選択度との兼ね合いから「送信帯域が狭め」な定格です。

  

  マイク入力からバラモジまでの回路を洗うと、クリスタルフィルター

  の特性以上に低域をカットしている部分がありましたので、そこを改

  造し、気持ちだけ音質を改善しました。

  ダイオードスイッチを増設し、送信時のみINRADあたりのワイドなク

  リスタルフィルターを入れれば、この無線機の限界に至りますが、無

  線機よりフィルターの方が出費がかさみますので、ヤメにします。

  なお、キャリアポイントは触りませんが、フィルター巾を広げなけれ

  ば、明瞭度の低いコモッた音になるだけです。

  (何れにせよ、モニター機の無い人は、改造しない方が無難でしょう)

  

  ところで「ハナモゲラ」とはタレントのタモリ氏が流行らせた演物で

  すが、氏は高校生時代JA6で2アマ局を開局していたそうです。

  離調したSSBの音がハナモゲラのヒントだったんでしょうかネ?

  

  さて、こういう遊びをするには、マトモなAF発振機が必要になります

  が、手持の機器が壊れており、仕方なしに「PCのサウンドカード」を

  使用したソフトによる「発振機モドキ」を使用しました。

  ....が、結構キレイな波形と安定した出力には感心しました。

  そう、PCのサウンドカードって、高性能なんですよねぇ。

  

  余談1.「アナログ」の「PSN式」と「フィルター式」....

  

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