先日、とあるバンドで「SSBの発生方式はアナログPSN式よりも、フィ
ルター式の方が良い!!」と頑固に主張してる老人が居ました。
この老人は、アナログPSN方式でも結局は帯域制限のために「ローパ
スフィルター」が必要不可欠じゃないか、というのが論旨でした。
(但し、SSB発生用フィルターは、高級品を比較対象としていた)
アナログ方式は、趣味の問題かとも思いますが....
1.占有帯域を広げない。
2.逆サイドバンドを漏らさない。
3.故障気味のPSN変調機で、交信相手に迷惑を掛けない。
....などの点が肝要かと思います。
結局、その老人は「アナログPSN使用局は、法令に従うための帯域制
限用フィルターが甘いから、帯域が広がりすぎ」である事が問題だと
言いたかったようです。
この老人は老獪で、決して議論の相手を法令違反だなどとストレート
に追い詰めず、しかし相手が反論すればするほど理論が崩壊するよう
な話の進め方だったのが印象的でした。
チョッと聞いただけでは「老いぼれ爺」の頑固意見に聞こえたのです
が、ナカナカのやり手ですネ。
まぁ、現代では「DSP-PSNによるSSB発生方式」を採用したトランシー
バーが、両方式の長所を持ち合わせていますので、骨董品を使用して
さえいなければ、もはや関係の無いハナシですね。
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