車内での運用スタイル


  今まで、何種類かのクルマで移動運用を楽しんできましたが、毎回苦労

  するのは「車内での居住性」の改善です。

  

  たとえば、コンテストに的を絞った移動運用では、天候が悪いからヤメ

  にしよう....というワケにも行きません。

  運悪く雨がシトシト降り続くと、終日クルマの中に幽閉されてしまう事

  になりますが、せめてゴロ寝する程度の広さ(空間)は確保したいです。

  しかし、ゴロ寝やアグラの姿勢での運用は腰を痛めますので、車中での

  運用スタイルの基本は「座席に座っての姿勢」になります。

  ですから、クルマの座席に座りながら運用する時の「運用台(テーブル)

  の選択」が、体に無理を強いるかどうかの重要な要因になるのです。

  

  ☆ホームセンターにて、↓千円程度で買ったテーブルが使えるか?

  

  ホームセンターの、ペナペナのサイドテーブルです。

  非力な私の「カラテ・チョップ」でも、破壊できそうですネ。

  高さが選択できますっ..てのがウリですが、単に貧相な脚をネジ込むだ

  けなので、自由度はありません。

  もちろん、平たい場所に置くとガタガタと建て付けが悪いです。

  (全体の構造がペナペナなので、力を加えて整形すればヨロシイ....Hi)

  

  ☆車内で使うと、↓こんな感じ。

  

  収納状態の後列座席の上に巧くハマりました。

  「ノイズを発生しない蛍光灯」も取り付けられますので、使い道が十分

  ありそう....。

  値段の割りにマズマズの結果です。

  

  しかし、これほど大きなテーブルで無くとも良いのです。

  出来れば、折りたたみ式で、もう少し小型のものがあれば........

  

  ☆そこで、ナンだか怪しげな↓ケースの登場です。

  

  ちょうど、8寸のフロッピーディスクが入るようなケースですね。

  誰ですか?「○×国税局」って黒文字で書いてある「磁気テープ・ケー

  スに似てる...」なんて、「ソノ筋の通」な事をノタマウ方は....。

  

  ☆果たして、その中身は「マルサの資料」か....?!

  

  シッカリと補強された内部に、伸縮パイプが四本入っていました。

  こりゃ、マルサじゃなく、ワルサの道具っぽいですネ。Hi

  

  ☆↓これを見て、ヘラヘラ笑ったのは「釣天狗」な人。

  

  ケースを展開し、脚を付けると、ナンとも「不思議なテーブル」になり

  ました。細長くて、大人が腰掛けても潰れない、でも椅子では無いし。

  

  ところで、冒頭の「ヘラヘラ笑う....」って意味が解りますか?

  このテーブル、通称「ヘラ台」と呼ばれる「釣道具」でして、ヘラ鮒釣

  の時に、椅子や竿台として使用するモノなのです。

  ですから、大人が乗っても潰れるような構造ではありません。

  

  ☆車内に設置すると、↓こんな感じです。

  

  ヘラ台の上にチョコンと載せてあるのは、ヘラ鮒のようなFT-817です。

  大きさの比較になるでしょう。

  

  普通、テーブルの上には「ノートパソコン+α」程度しか置きませんの

  で、このヘラ台程度の大きさで十分です。

  傾斜地での使用を前提としたヘラ台は、四本の脚の長さを調整出来ます

  ので、凹凸の激しい車中で水平を確保するのが容易ですネ。

  

  私が購入したヘラ台は「銀閣」とかいうブランド・モノでは無く、数千

  円の「安物」ですが、運用台としては十分なようです。

  

  (C) 2001-2004 Hisa. All rights reserved.


index