「無線設備変更工事落成」

「2003年2月末、空中線(アンテナ)工事に着手」

過去の経験から、垂直系アンテナはVHFテレビ放送のインターフェア対策に手

間が掛る事が予想されます。

また、昨今は電波防護の問題もありますので、全てのアンテナを水平系とする

事にしました。

  

今回の変更申請は、オールバンドで免許を貰う事が目的ですので、ローバンド

のアンテナを用意しなければなりませんが、そのためには、ソコソコの高さの

タワーが必要になります。

コストも加味し検討した結論は「少なくとも15m程度の自立型」になりました。

 

建柱は、東京の建設業者にしましたが、現代はインターネットの時代です。

デジカメ撮影の建柱予定地の現場状況写真と、エクセルで作成した見取り図を

電子メールで送れば打合せが完了。もはや、建柱作業も地元の業者にこだわる

必要はなさそうです。

  

私の場合、FTIにタワー建設を発注すると、工事日までにクリエート・デザイ

ン社よりタワーの部材が直送されてきました。

そして、いよいよ、タワーの建設です。

  

「2003年2月28日(金)午前10時」タワー建設開始

  八王子ナンバーのワゴン車が奈良の我が家前に到着し、作業開始です。

    

☆朝から夕方までの作業で、穴掘り〜生コン投入まで完了。

 

  

☆翌日には、ユニットを組み上げてしまい....

 

 (作業するのはFTI塩野さん)

 

☆夕方の景色は....

 

夕方には、ご覧の通りです。

自立型タワーと言えども、アッと言う間に建ってしまうものですね。

  

そして、いよいよアンテナの取り付けですが、ここは「お楽しみ」の部分でも

ありますので、今回は自分の力だけで工事を実施しました。

 

「2003年3月」アンテナ架設開始

ロータリーアンテナは全てミニマルチ製にしました。理由はDC3kW仕様であり、

耐圧に信頼が置けるからです。

しかし、高耐圧アンテナは重量があり、日曜大工気分での一人工事では、この

程度の規模が安全の面からも妥当かと思います。

また、バンド数が多いので干渉の意味からもシンプルがベストでしょう。

1.9/3.5/3.8MHzのダイポールは自作しましたが、30年も無線をしていれば「kW

対応仕様」の「コイルのツボ」は悩むべくもありません。

  

☆オールバンドのアンテナが完成

 

これで、必要な空中線設備(アンテナ)は、全て揃いました。 

 

「送信機の変更について」

今回の変更申請に際し、エキサイターIC-756PROU、リニアアンプIC-PW1を新調

しました。

最近のメーカー製機器は良く出来ていますので、現行品を用意する事が余計な手

間を省く事にもなります。  

   

これで、物理的な変更工事は落成しました。

いよいよ、試験電波の発射です。

 

なお、ミニマルチアンテナの城野さん、FTIの藤原さんには、大変お世話になり

ました。

 

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