自宅にタワーを建てて以降、タワーとビームアンテナについての保守点検は
専門業者に依頼しています。
今回は、2007年の夏に部分保守を実施した逆Vアンテナの本格的な保守・点
検を実施することにしました。
☆久しぶりに地上に降りたバラン。
前回の保守ではエレメントなどを保守しませんでしたので、今回は電波の受
けや飛びに直接関係する箇所を重点的にチェックします。
とりあえず、給電部は問題が無さそうですね。
☆嫌いな外資...じゃなく、碍子をチェック。
碍子廻りの処理は、いろいろな方法があると思います。
硬銅線にテンションを掛ける「昔ながら」の架設方法なら、アンテナ・ハン
ド・ブックなどを参考にするべきです。
しかし、私は高張力繊維を巻き込んだ軽量なサガ電子のアンテナ素材を使用
しましたので、負荷の掛かる場所でもタイタック止めで5年ぐらいは平気で
したが、さすがに7年も経つと、ご覧のような状態です。
碍子を6個使用しているので、12箇所の点検・保守を実施することになりまし
た。
☆末端部とポールの点検・保守。
逆Vアンテナの末端部は、ご覧のようなポールで持ち上げています。
これだけ高さがあると、過去の国家検査で何の問題もありませんでした。
素人がエレメントに触れる事が出来ませんし、概ねこのカメラの位置で電界
強度等の検査を実施されましたが、160〜75mバンドでは何の問題もありませ
んでした。
この写真は保守後ですが、保守前はポールが折れているように見えました。
実は、折れているんじゃなく、抜けかけていたんです。Hi
ポールにはストッパーがあり、また、横向きのGが掛かりますので、そう簡
単には抜けませんので、安全上は何も問題がありませんでした。
☆保守完了。
庭木の手入れのついでに実施した逆Vのメンテナンスも無事終了しました。
次回のメンテナンスでは同軸やバラン、そしてエレメントの交換になると思
いますが、それらが寿命になるころには「お勤め」も定年です。
健康なあいだに仕事をリタイアして、余生はダイポールを張り放題な田舎で
過ごしたいものですネ。
(C) 2001-2009 Hisa. All rights reserved.