☆IC-7000のキーヤーを便利に使う


  ICOMの無線機にはメモリー・キーヤーやボイスメモリー・キーヤーが内蔵

  されています。いわゆる「CQマシン」というやつですね。

  これらを便利に使おうとすると、「ポン出し」風に操作できれば便利です。

  (ポン出し....とは、「ポン酢の出汁」や「調味料」ではありません。)

  

  ☆「ポン出し」風味?なアダプター。

   

  私は、このようなアダプターをイロイロと作っては、IC-756Pro2などの

  マイク端子(メタルコネクタ8P)経由で繋ぎ、内臓キーヤーを制御してい

  ます。しかし....

  

  ☆最近の小型機はRJ45。

   

  最近の小型機はマイク端子がRJ45のモジュラー・ジャックとなっています。

  

  CAT5のツイスト・ペア線を繋ぐのなら圧着工具でカシメれば終わりですが、

  径の細いシナヤカな任意の線材をRJ45のモジュラー・プラグに繋ぐのはナ

  カナカ難しいものです。

  あなたは、シッカリと確実に、そんな工作が出来ますか?

  「古い奴ほど....」と鼻歌を歌い老眼を正当化する年台の「ヲジ」には、

  メタル・コネクタのように簡単に「ポン出し」アダプタを繋ぐことができ

  ません。(笑)

  

  さらに「やっかい」なのは、IC-7000の付属マイクは「リモコン端末を兼

  ねて」おり、「俺はCWマンだからマイクは使わないのよ....」な〜ん

  て「強がり」を言ってると、ますます不便になります。(爆)

  

  やはり、ポン出しが無いと不便ですから、マイクとポン出しの併用が出

  来るような工夫を考えてみました。

  

  ☆これが、便利?な「パラレル・アダプタ」。

   

  主たる部材は「安物の8Pモジュラー中継アダプタ」です。

  高いアダプタは、パカッと分解できないのでNGです。

  あくまで、デジットに売ってるような「安物」を使うのがミソら....ひば

  り....じゃなく島倉千代子です。(何のこっちゃ?)

  

  ☆クローズアップ....現物。

   

  以前、よくクローズアップ現代というテレビ番組に遭遇しました。

  そんなマジメな番組を好んで視聴する趣味も無いので、きっと、その前後

  の番組を見ていたのでしょう。(笑)

  「現代用語を無い知識」で考えると、中味の薄い「キャン・ギャルやモデ

  ルあがり」の別名が「キャスター」なんだとばかり思っていましたが、こ

  の番組は違うようでしたね。

  

  はい、話は元に戻って、アダプタのクローズアップ現物....です。

  「安物のRJ45中継アダプタ」には小さな隙間がありますから、そこから頑

  丈で細い線材を使い、No.2とNo.7のラインを引き出します。

  

  ☆こんな感じになれば、DX相手に英語でしゃべらないと。

   

  御覧のように....

   @しなやかなフラット・ケーブルでIC-7000のマイク端子に繋ぎ....

   Aワンマンカーの運転手でも間違いなく押せるスイッチを使用したリモ

    コン・ボックスと....

   Bリモコン・マイクを繋ぎます。

  

  これで、IC-7000内臓のCW/音声キーヤーが、4chともポン出し出来るよう

  になりました。

  もちろんマイクも併用出来ますから、せいぜいPHにも出て「小林克也」風

  に「英語でしゃべらナイト」....ですかね。

  

  ☆ポン出し態勢、完了。

   

  シロフォンの演奏で「タン・タカ・タカタカ・タンタン・ターン♪」と料

  理番組のテーマ音楽が聞こえると「お腹が空いた」ような気分になるのは、

  ある年代以上の者の「パブロフの犬」的な反応です。

  今日の料理は、ポン酢の出汁....じゃありません。「ポン出し」です。

  

  旨い仕掛の「ポン出し」の工夫は、目論見どおり完成しました。

  

  下手な工作も終わり、さぁ、使おう....と思った頃には、コンデションが

  下がってしまっており、自宅で細々とループバック・テストをしてオシマ

  イでありました。

  

  それは、いつものことですが。(笑)

 

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