RTTYやSSTVを運用する場合、無線機とPCのインターフェースが必要にな
りますので、いくつか自作して使用しています。
このようなインターフェース。不思議と、国産の既製品は見かけず、む
しろ外国の製品に秀逸なものがあります。
日本のアマチュア無線家は電話ゴッコが主体ですが、諸外国のアマチュ
ア無線家は、デジタルモードなど技術的に高度な通信実験を楽しむ人の
比率が多いからでしょうか。
☆固定局用の現用インターフェース
タカチのケースに組み込んだインターフェースですが、PCのサウンド出
力をノーマルな状態でスピーカーから鳴るせられるように、切替スイッ
チを付けてあります。
☆内部は、こんなもの
何のタネも仕掛けもありませんが、これだけでCW/RTTY/PSK31/SSTVなど
の運用が「手軽に・安定して」楽しめます。
☆移動用やSO2R用に小型のインターフェースも作ってみました
ノートPCを使用する移動運用時や、無線用に増設した専用サウンドカー
ドを持つPCでのSO2R運用などを想定した、小型のインターフェースを作
ってみました。
☆内部は、こんなモノです
こちらも、トランスとフォトカプラーによるアイソレートで、基本的
な内容は固定現用機と同じです。
自作する場合は電流制限抵抗の定数を大胆に加減できますから、大仰
にフォトリレーまで用意する必要はありません。
内部は最短距離で配線してませんが、特に問題はありません。
たったコレだけのものですが、守備範囲はかなり広いインターフェー
スになっています。
☆ジャンクボックスの中には、こんなモノもありました
これは、Winpix-proというソフトの使用者向けに頒布された基板を使用
して作成したインターフェースです。
☆エッチングされた基板が綺麗
パターンを起こした基板で製作すると、さすがに見栄えが綺麗ですね。
しかし、このアダプターには弱点がありました。
サウンドカードからの出力をダイオードで検出して、無線機のスタンバ
イ回路を動作させる仕組みになっていますが、この機能が災いして移動
運用時には50Wですら廻り込みを起こす場合がありました。
☆USBIF4CWと組み合わせるならば
USBIF4CWでFSKキーイングをする際に、PCへの音声入力系統からの廻り
込みを防止するためのインターフェースです。
どちらも無線機を収容するバッグの片隅に入りますので、移動先では
常にRTTYの運用が可能となっています。
このような小道具の製作は、「天気の悪い休日の午後の暇つぶしに」
にピッタリですね。
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