☆無線機を壊さないために


    

  Icomの無線機IC-7000は、私のお気に入りです。

  でも、筐体が小型なので、RTTYなどの連続送信をする場合は、リニアを

  使い温度上昇を抑えるべきでしょう。(資格と局の免許が必要ですが)

      

  ☆こんな弁当箱程度の大きさで100Wとは....

  

  役に立たないモノの例えとして「便所の100W」などと言われる事があり

  ますが、狭い便所には過剰な100W電球は、手で触ると火傷を負うぐらい

  の高温になります。

  高周波と単純に比較とはなりませんが、机の上に100Wの電球が転がって

  いると思うと暑苦しい感じなので、ゲタを履かせてみましょう。

  

  ☆軽いゲタ

  

  規制緩和されて以降、2級の200W局が増えましたが、HPに堂々とこんな

  ゲタを掲載している200W局も散見されます。

  ど〜やって、小うるさいTSSの保証認定を受けたのか不思議です。

  改造証明に凝るヒマがあったら、最近は年に何回も実施される「アホで

  も受かる易しい1級」を取得して、「ネダンが安い」国家の検査を受け

  た方が理にかなっていると思います。

  まぁ、最近は命にかかわる建築の世界ですらあのザマですから、民間の

  検査「業者」がナニをやっていようが、驚きませんが。

  ともあれ私は、200W局は高電圧ファイナルで筐体が大きい固定機を使い、

  綺麗な電波を出すのがスマートな姿だと思います。

  

  さて、エキサイターとリニアの接続については、管球式のアンプでは無

  いので神経質になる必要はありませんが、駆動には工夫が必要な場合も

  あります。

  

  ☆軽いゲタを駆動するには

  

  V/UHFではありませんので、キャリコンで制御するワケにはいきません。

  当然ですが、リニアのコントロール・ケーブルが必要になります。

  

  IC-7000とFET式のHL-1KFX。普通なら、直接接続で問題ありませんが、

  モードによってはこんなものがあると動作が安定します。

  

  ☆トランジスタ・スイッチングで快適運用

  

  最近は回路図を公開しない河内のメーカーに聞くと、HL1K-FXを駆動す

  るのは特に問題が無いという趣旨の回答がありましたが、海外のサイト

  でサービスマニュアルと回路図を手に入れて検討し結果、チェンジオー

  バー時の遅延問題が発生しないトランジスタ・スイッチングによる制御

  方式を採用しました。

  

  これで、過負荷による無線機内部の素子破壊が防げると共に、RTTY時の

  送受切替が安定します。   

  

 (C) 2001-2006 Hisa. All rights reserved.


戻る