Think-PadでRTTY(及びその他のモード)のSO2R運用
いよいよ来週はCQ-WWコンテストのRTTY部門が開催されます。
月並ですが、RTCLを軸に設備の検討をしていた時、ノートパソコンでの
運用につきものの「制限」を打ち破る手法に気がつきました。
☆RTCLの最近のバージョン
RTCLはMMTTYをコアにしたコンテスト向けのロギング・ソフトですが、
大幅なバージョンアップでSO2R対応が、なされました。
しかし、ミニタワーに、サウンドカードとシリアルボードを増設しなけ
ればSO2R化は無理かなぁ....と考えてしまいますよね。
☆ところが、どっこい
サウンド機能が1系統で、シリアルポートが乏しいノートパソコンでも、
工夫をすれば問題なく使用できます。
今回は、机上の空論ならぬ「机上の実験」ですから、無線機はVU用を使
用していますが、あしからず。
☆必ず必要なものは、まずアダプターが2台
同じものを新たに2台作りました。
新しいソフトでの試みをする際、作動しない....とか、作動状態に不安
がある....ときも少なくありません。そのような場合、使用機器の仕様
を揃えておくと、問題解決に要する時間が節約できます。
☆中味は、ありふれた、こんなもの
サンスイのトランスと半固定VRが2個ずつ、そしてフォト・カプラー3個
で構成された、FSK/AFSK/CW/SSBで兼用できるマルチ・アダプターです。
☆そして、これらが今回のミソ
この写真で、機材の内容は、だいたい見当がつくでしょう。
まず、USB/Serial変換機でノートパソコンに不足がちなシリアル・ポー
トの数を確保しています。写真の製品は、MMTTYパッケージに同梱され
ているEXTFSK.dllで気持ち良く作動してくれます。
そして、今回のメダマがUSBサウンド・ポートです。
近所のパソコンショップに行けば、場合によっては数百円で売っている
周辺機器のひとつです。
☆その性能は?
中島みゆきの「大吟醸」をヘッドフォンで聞いてみますと、Think-Pad
に内蔵されたサウンド・システムよりはナローな感じです。
しかし、RTTY運用システムのサウンドカード代用品としは、申し分ない
でしょう。
しかし、「時代」の歌詞を聞いてますと、ISAバスにIRQなどを気にしな
がら各種カードを増設する苦労があった頃のことが、まるでウソのよう
に感じられる「お手軽時代」になったものです。
長生きは、するもんだなぁ〜。
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