z-Log使用時のUSBIF4CW-SO2R対応化
☆USBIF4CWの改造品とSO2Rアダプターの完成品
USBIF4CWは、コンテストログのz-Logに対応したUSBインターフェースで、
CWキーイングやFSKキーイングに使用できます。
ただし、コンテストで、無線機を2台同時使用してSO2R部門に参加する
場合、複数のUSBIF4CWをPCに接続して使用できませんので、手動の切替
機が必要となります。
☆手動の切替機
RIGの切替は、z-Logのロギング上「Shift+x」で問題ないのですが、い
ちいちカチカチと切替機を操作するのが面倒ですね。
焦ると、違うバンドで送信してしまう場合がありますし、これじゃ実用
的ではありません。
→この切替機は「裏スイッチャー仕様」になっていて、USBIF4CWが接
続されない無線機側には、メモリーキーヤーから「連続CQ」が送り
出すことが可能。
USBIF4CWのICは、z-Log上で無線機のA/B切替をした場合、TTLレベルの
Hi/Lo信号を出しているようですが、キットや完成品としてパッケージ
化された状態の製品では、この機能は使用できません。
ところが、ふと回路図を眺めていて....、簡単な改造が思いつきました。
☆こんな改造をしました
パターンカットが1個所。
ジャンパー線(ソケットつき)を1本追加。
ジャンパーポスト(2P)を1個追加。
フォトカプラーを交換。(置換したのはTLP521-2)
要は、CY7C63001A-PCの2番ピンと3番ピンの出力を入れ替えてやればよ
いのです。
☆改造箇所のクローズアップ
これで、改造の内容は、だいたい見当がつくでしょう。
以上で、オリジナルの機能を損ねることなく、PTT制御端子が無線機の
A/B切替に合わせてON/OFFするようになります。
(元に戻すには、ケースを開けてジャンパー線を差し替えるだけ)
☆無線機のA/B切替はメカニカル・リレーを使用する
主要部品は、定格電流の極めて小さなDC12Vの2回路リレーです。
写真に写っているのは電工のDF2-DC12Vですが、たまたまデジットの店
頭にあったものです。
内部構造は、ケースの左右にミニジャック(for TRX)、上部にDCコネク
ター(from PS)、USBIF4CWとはステレオ・ピンケーブルで接続。
→2回路リレーならば「裏スイッチャー」作動機として製作可能。
写真は、二波同時送信不可な「国内Contest向け仕様」です。Hi
☆最終的に落ち着いたUSBIF4CW-SO2Rの内部
旧PTT制御側のフォトカプラーをフォトリレーに置き換えました。
→フォトリレーはAQY410EH、フォトカプラーはTLP521。
(06/Sep/09、AQY410EHは千石で売ってます)
なお、DC12Vのメカニカルリレーをフォトカプラーなどで制御すること
はリスクがある行為ですから、ご注意ください。
もちろん、私は改造を推奨しているワケではありません。
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