最近は、全国至る処に「○×△音楽ホール」なるものが出来ました。
クソ田舎に住んでいても、ソコソコ整った環境で生演奏が聞けるように
なったと言う事でしょうか。
私が若い頃は....(ヲイヲイ、ナウいヤングに嫌われるゾ....Hi)
田舎に住んでいると生演奏に触れる機会は皆無でしたので、ダイレクト
カッティングの特厚LP盤から、ヌルヌルにオイルダンプしたロングアー
ムに取り付けたMCカートリッヂが再生する音も、果たして原音に近いの
かどうか検証する事が難しかったものです。
音楽については、そんな状態でしたが....
子供の頃から飽きるほど聞いた「高野山・金剛峯寺」の残響、当たり前
のように地響きをたてて走っていた蒸気機関車の音、人里離れた山村で
の小鳥の囀り....はナマで聞いてましたから、後に、どんな2T/38・PCM・
LP・CDなどの缶詰ソースを聞いても、感動する事はありませんでした。
(例え、ビルに犬のマークが付いている都内の某所で聞いても....)
自然のオトを記録し、それを後に再生するのは大変難しいワケですが、
現代の音楽は、ほぼ全て「機械で人工的に作った音」です。
そうなると、楽器のサイズに近づける事で原音再生にアプローチした、
過去の大型冷蔵庫のようなスピーカーは、もはや不要なんでしょう。
→見掛けの精神衛生上は、まだ効果があると思いますけどネ。
見掛けの....、そう、所詮、音なんて主観的なモンです....。
じゃあ、私の主観(と妥協で)作った「オト」の理論武装のために、その
音質を眺めてみましょう....。
☆↓送信波形をモニターしてみる。
所謂、「教科書の波形」を楽しめる送信波形モニターです。
かつては、CO-1303Gなど便利なモノがありましたが、現時点で中古を手
に入れても正常に働くかどうか解りません。
安物のオシロを手に入れて、改造するのがイチバンです。
☆↓背面に、何やら小細工が....。
アマチュア無線の運用モニターとして使用するには、この程度で十分で
すが、機器の調整を目的とするならば、こんなオシロは何の役にもたち
ません。
さて、真空管式の終段を使用していると、同調のウデが目に見えるので
しょうが、現代の半導体アンプでは、ちと目的が違います。
DSP変調によるSSBトランシーバーでは、変調器に入れるまでが音質の勝
負どころの様でして....。
市場には100万円の無線機が売り出されていますが、自分の電波の波形
が見えたり、ツートーンジェネレーター機能があったり、同調用のXYス
コープとかが付いてると便利だと思います。
いや、そんなモノは、必要ないのかも知れませんが。
ウンチクはともかく、鉄板に穴を開けたり、kWの廻りこみを防止するた
めの工夫は、結構「楽しめ」るものです。
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