高校生の頃、土曜日に自宅に帰るとFM放送を聞いていましたが、そこ
で聞こえてきたのが「ダイヤトーン・ポップスベストテン」。
若い頃はソレホド魅力的には思えなかった某DJ嬢も、最近のバイリン
ガルっぽいDJの皆さんに比べたら「綺麗(....いや、魅力的)」でした
ねぇ....。(これは、中年の目から観てますナァ....)
当時は、ステレオ・メーカーがFM放送の大スポンサーでして、いろい
ろな提供番組があったものです。
そのステレオ・メーカーの中で、スピーカーで有名だったのは三菱電
機・パイオニアなどでしょうか。
単体部品メーカーとしては、フォスター・コーラル....なんてのもあ
りましたが、フォスターのスピーカーは今でも健在ですね。
さて、当時、自分のステレオ装置の構成をする時、私のようなガキは
おカネがありませんでしたが、それでも音の出入り口にはコダワリを
持ったものです。
カートリッジは、電音(コロムビア)のDL-103、スピーカーは三菱の密
閉型、どちらも放送局で使用しているような....?
しかし、当時の「若い耳」が欲する「メリハリのある音」なんか、絶
対に聞こえて来ませんでした。
しかし、時が流れ....
三十路の後半に、責任者として音声(音楽)を長時間の間、聞き続ける
仕事をする事もありました。
が、そうなると、メリハリのある音では「たまりません」ネ。
そう、モニター・スピーカーと言うものは業務用であり、仕事として
長時間、聞き続けるに耐えうる性能が求められるのです。
もちろん、「私」が「聞き落とす事」の無い性能も備えた上で....。
当時、何気なく買ったPCのスピーカーがコレ↓
もっと、大切な部分が見えるようにすると....↓
どうです....。やはり信頼の「DIATONE」でしょ。
音質はともかく、このブランドの信頼性が証明されたのは、kWのリニ
アの上に置いても、全く電波障害が出なかった事です。
100kW以上の送信所で使用されることもある業務用機器を作っている
メーカーのブランドよ、如何に....、と言う事でしょうか。
私が買ったアンプ類のうちで、どんな過酷な状況でもアンプIが出な
かったのが、この三菱のスピーカー・アンプでありますが、障害が出
る粗悪品の対策に対するリファレンス品にもなりました。
YAMAHAやONKYOの製品は、アンプIのオンパレードなのですが、全て、
このDIATONEに習えば、障害は止まります。
ところが、冬枯れのローバンドをワッチしながら、暇潰しに1980年代
ポップスを聴くと、どうも音質にクセがある....のが気になります。
そこで、DIATONEのスピーカーを検証し、音質を改善してみました。
簡単な事ですが、プラスチックのボディーにブチルゴムを貼り付け、
エンクロージャー内に吸音材を入れただけです。
これで、音質が一変しました。
ブチルゴム....、コメットのハイパスに付いていた余りモノ。
吸音材....、愛犬の冬支度に使用したユニクロのフリースの切れ端。
これで、ワッチに飽きた時の1990年代ポップスも、ビックリするく
らいの音質になりました。
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