☆ダイヤトーン


  高校生の頃、土曜日に自宅に帰るとFM放送を聞いていましたが、そこ

  で聞こえてきたのが「ダイヤトーン・ポップスベストテン」。

  若い頃はソレホド魅力的には思えなかった某DJ嬢も、最近のバイリン

  ガルっぽいDJの皆さんに比べたら「綺麗(....いや、魅力的)」でした

  ねぇ....。(これは、中年の目から観てますナァ....)

  

  当時は、ステレオ・メーカーがFM放送の大スポンサーでして、いろい

  ろな提供番組があったものです。

  そのステレオ・メーカーの中で、スピーカーで有名だったのは三菱電

  機・パイオニアなどでしょうか。

  単体部品メーカーとしては、フォスター・コーラル....なんてのもあ

  りましたが、フォスターのスピーカーは今でも健在ですね。

  

  さて、当時、自分のステレオ装置の構成をする時、私のようなガキは

  おカネがありませんでしたが、それでも音の出入り口にはコダワリを

  持ったものです。

  カートリッジは、電音(コロムビア)のDL-103、スピーカーは三菱の密

  閉型、どちらも放送局で使用しているような....?

  しかし、当時の「若い耳」が欲する「メリハリのある音」なんか、絶

  対に聞こえて来ませんでした。

  

  しかし、時が流れ....

  三十路の後半に、責任者として音声(音楽)を長時間の間、聞き続ける

  仕事をする事もありました。

  が、そうなると、メリハリのある音では「たまりません」ネ。

  

  そう、モニター・スピーカーと言うものは業務用であり、仕事として

  長時間、聞き続けるに耐えうる性能が求められるのです。

  もちろん、「私」が「聞き落とす事」の無い性能も備えた上で....。

  

  当時、何気なく買ったPCのスピーカーがコレ↓

  

  

  もっと、大切な部分が見えるようにすると....↓

  

  

  どうです....。やはり信頼の「DIATONE」でしょ。

  

  音質はともかく、このブランドの信頼性が証明されたのは、kWのリニ

  アの上に置いても、全く電波障害が出なかった事です。

  100kW以上の送信所で使用されることもある業務用機器を作っている

  メーカーのブランドよ、如何に....、と言う事でしょうか。

  

  私が買ったアンプ類のうちで、どんな過酷な状況でもアンプIが出な

  かったのが、この三菱のスピーカー・アンプでありますが、障害が出

  る粗悪品の対策に対するリファレンス品にもなりました。

  YAMAHAやONKYOの製品は、アンプIのオンパレードなのですが、全て、

  このDIATONEに習えば、障害は止まります。

  

  ところが、冬枯れのローバンドをワッチしながら、暇潰しに1980年代

  ポップスを聴くと、どうも音質にクセがある....のが気になります。

  そこで、DIATONEのスピーカーを検証し、音質を改善してみました。

  

  

  簡単な事ですが、プラスチックのボディーにブチルゴムを貼り付け、

  エンクロージャー内に吸音材を入れただけです。

  これで、音質が一変しました。

  

  ブチルゴム....、コメットのハイパスに付いていた余りモノ。

  吸音材....、愛犬の冬支度に使用したユニクロのフリースの切れ端。

  

  これで、ワッチに飽きた時の1990年代ポップスも、ビックリするく

  らいの音質になりました。

  

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