あると「当たり前」だと思い、無くても「そんなものか」と思う程度のモノ
だけど、故障すると「妙に気になるモノ」って、サテ何でしょうか。
☆メーター照明の電球が切れたPW-1。
はい、その答えは「メーター照明」です。
いっそのこと、両方切れてくれたらヨイのですが、普通は片方だけ切れるの
で、こんなに「目立つ」状態になります。
見苦しいので、メーカーのサービスから部品を入手して修理することにしま
した。
☆面倒な解体。
重い無線機器が故障すると難儀しますよね。
当局のリニアはキャスター付の台に乗せてあるので移動させるのに苦労はあ
りませんが、机に載せているような方は苦労されるんでしょうかねぇ。
さて、このケースを自宅で開けたのは、前回の変更検査に先立ち「50MHzの
kW化改造」を実施した際に続き、2度目となります。
あまり、積極的に開けたい....と思うシロモノではありませんが。
☆腑分け完了。
やっとコントロール・パネルが分離できました。
裏返しにして、修理ポイントまでたどり着いた状態です。
ま、ここまでは取扱説明書に書いてある程度の作業なので....、と言いたい
ところですが、そんなに簡単なモノでもありませんでした。
☆保守部品。
例によって、ICOM社の純正部品を入手しました。
電球類は「運が悪いとスグに切れてしまう」ので、ついつい多い目に入手す
る習慣があります。
☆なんと電球の色が違うじゃア〜りませんか。
故障した部品を取り外した時に、ちょいと焦ってしまいました。
それは「電球の色が違う」からです。
サテ、どうしたものか....と考え込んでしまいました。
ところが....
不思議なことに人間の能力は窮地に入ったときに発揮されるようです。
老眼で小さなものが見えにくい私の目なのですが、電球の外側に被せられた
「電球カバー」の存在に気が付きました。
ビニールのような素材で作られたカバーが「指サック」のような状態で取り
付けられているのです。
解れば簡単....と言いたい所ですが、しかし、その「電球カバー」を細心の
注意で取り外し、再び装着するのに神経をスリ減らしてしまいました。Hi
☆無事、修理完了。
はい、修理は無事完了しました。
どうもICOMの機器は照明電球の寿命に難があるようで、ムギ球の交換ばかり
しているような記憶があります。
たまたま運が悪いのでしょうかねぇ。
一般的には、球の定格電源電圧を少し高いモノにしたら、電球切れの故障は
テキメンに減少するそうです。
そういえば、昔の部品屋ではタマに15V定格の電球が出てもスグに売り切れ
てましたよねぇ....。(タマに出る球〔タマ〕だから、当然か? Hi)
☆PW1を元の場所に戻す。
この際、リニアのコントロール・パネルを「本体とは分離型」で設置してみ
ようか....とも考えたのですが....
わざわざリニアに「尻尾」を付けるのは、入出力ラインをコアで対策した予
防措置と矛盾することになりますので、あっさりと却下しました。
☆本日のミッションは全て終了。
御覧のように、元通りになりました。
修理を依頼していたら、「一杯飲みに行ける」ぐらいの出費になったんだろ
うと思われます。ヨカッタ・ヨカッタ....。
さて、最近は「超弩級」トランシーバーが増えました。
IC-7800なんてのが、その「はしり」だったと思いますが、流石に一人で机
の上に乗せたり降ろしたりするのはTS-950ぐらいが限界でしょうかねぇ。
いくら素晴らしいトランシーバーでも、背面の端子の接続をちょいと変える
のに他人の「手助け」が要るようでは実用的ではありません。
そういう点では超弩級トランシーバーこそ、パネル分離(可能)型にするべき
だと思うのですが....ねぇ。
放送局のスタジオなどでは副調整室に機器が並んでいるように見えますが、
我々の目に見えるのはリモコンの「操作卓」であり、機器の本体は別室のラ
ック室に並んでいます。
あの思想が正しいように思えますが。
ま、超弩級トランシーバーを使うんだったら、いつでも手伝ってくれる執事
を揃えろって事なんでしょうかねぇ。(と、僻みモードになる私)
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