☆受信性能の対策(その5)


  音質改善したIC-726で、優勝間近なプロ野球の「阪神戦」実況中継を聞

  きながら、暇つぶしで周辺機器を作ってみました。

    

  ☆今回の小道具は、この二つ。

  

  

  スピーカーの上にアルミケースが二つ乗っていますが....。

  上は1.9MHzのプリアンプでして、中味はFCZ研究所のキットが礎です。

  コイルなどを取替え、対応周波数を大幅に変更しました。

  このプリアンプを、自宅の50%短縮ダイポールに接続して使用してみま

  したところ、利得以外にも大きな効果がありました。

  20dB程度の利得と、プリアンプに付いている同調回路が「静かな」状

  態を作るようです。

  

  ☆今回の主役です。

  

  

  これもFCZ研究所のパッシブCWフィルター・キットを利用したものです

  が、SSBでも使用出来るように工夫したものです。

  このフィルターはHPF-LPF-BPFの3段構成になっていますので、途中段か

  ら信号を取り出し、ゲインを揃え、SSBフィルターとしています。

  

  ☆内部の状態。

  

  

  CWフィルターとした場合の中心周波数は約800Hzですが、BPFにコンデン

  サーを追加して、概ね600Hzとしてあります。

  

  ☆250Hzフィルターと併用した場合の特性。

  

  

  AGCが効いた状態での「総合受信特性」でありますが、実際の受信状態

  での聴感に近い値かとも思います....。

  私のIC-726は、「NHKラジオ深夜便」を聞くための「ラジヲ」として音

  質改善してありますので、このようなAFフィルターの効果は明白です。

  また、狭帯域フィルターを挿入したときに発生する「パスバンド・エッ

  ジのイヤらしさ」が軽減される効果は、大きいものがありますね。

    

  ☆1.9MHz用ラインは、このように完成。

  

  

  IC-726が発売されていた頃に、現在のアンテナとHL-1Kがあったら、メ

  ンコ集めも「さぞかし」進んでいた事でしょうネ。

  

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