☆受信性能の対策(その2)


  「古い無線機はハイバンドの感度が悪い!!」のでは無いかと思う貴方

  は、私と同様に「無線歴の永い人(ヲジン)」ですな。Hi

  FT-101やTS-520でも28MHzの受信感度はイマイチでしたし、それより

  古いFR-400やJR-599では「何も聞こえない静かなハイバンド」でした。

  

  IC-726の時代になると、周波数にかかわらず均一な受信感度特性を持

  つようになっている(らしい....?)。

  そうであれば、素人考えで安易にプリアンプを入れると、効果よりも

  悪影響の方が大きいかも知れません。

  しかし、「わかっちゃいるけど、やめられない....」。

  

  ☆プリアンプの外観。

    

  

  ☆中身はFCZ研究所のガリ砒素FETプリアンプを使用。

  

  IC-726に内蔵されているプリアンプは、控えめなものですが、それよ

  りは15dBほど利得がありそうです。

  

  結果的には、経年劣化がある無線機との組合わせですので、このプリ

  アンプを入れた状態はIC-756PROUの「ノーマル」と「PRE-AMP1」の

  中間ぐらいの受信感度になったようです。

  

  さて、きょうびの28MHzはガランガランですから、この程度のブリア

  ンプは常用しても大丈夫だろう....と思ってはイケません。

  29MHz台を聞くと「中国語?FM波の交信」がS9++でワンサカ聞こえてき

  ます。

  コールサインも送出しませんし、27〜32MHz台まで散らばっていると

  ころを見ると、免許のあるアマチュア局では無く「違法無線局(UC)」

  のようです。

  29MHz台のFM波を出す無線機は、それほど高価なものにはなりません

  から、後進国のレジャーとして最適なんでしょうかねぇ。

  

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