今年も「関西アマチュア無線フェスティバル」に出かけました。
このイベント、「カンハム」などと呼ばれますが、ハングルっぽく言う
と「カンハムニダ」なんでしょうかねぇ。Hi
記念局運用でHLかP5から呼ばれたら「カンハムニダ」と言ってやろうと
思いつつ、均一料金の阪神高速を走り今年も池田に向かいました。
☆例年と同じような外観の関ハム。
今年も、池田市民文化会館で開催されました。
池田市民文化会館に近づくと、妙なアンテナをボーボーに生やした怪しい
クルマが目に付くようになるとともに、「トッチャン坊や」みたいなヲタ
ク系のキモイ中年、それに年金原資をバリバリ食い荒らしている元気な老
人達がパイルアップになっていることに気が付きます。
そこには高校生や大学生の姿は皆無です....。
アマチュア無線界は、こんな状況でイイのか?
....とも言われますが、それで仕方が無いのかも知れません。
アマチュア無線をするには、多少なりともアンテナを張るスペースが必要
ですが、社会の現役世代が今日のような住宅事情の環境の下で生活してい
る限り、ヲタクのような執着心が無いとナカナカ続けられるものではあり
ません。
また、無事、定年退職し、転勤や社宅の生活から開放され、厚生年金と企
業年金の「美味しいとこ取り」に成功した今時の老人たちにして、やっと
無線三昧の生活が出来るのでしょう。Hi
誰が得したとか損したとかいう話を、ちと脇に置いて考えると、今の日本
人は、ある意味では昔よりも貧しくなったのかも知れません。
☆ボールペン。
関ハムなどにはCQ出版のブースが出展されますが、そこで書籍を買うと
ボールペンやらトートバッグやらを貰うことがあります。
こじゃれたオフィスで仕事をする際、机の上には共立電子産業のカレン
ダーを置き、筆記用具にCQ出版の4色ボールペンを使うと、周囲の雰囲
気から浮くこと必至です。
その効用として、軽薄な同僚との無意味な接触回数を省くことが出来る
ようになるかも知れません。Hi
ただ、ヲタクな技術系の連中から慕われてしまい、逆効果の場合も?
☆有用な「下敷き」、周波数の一覧表。
こういうアマチュア無線の「祭り」に出かけると、アマチュア局に許可
された周波数の一覧表が配布されています。
ま、「下敷き」みたいなモノですかね。
なんで、そんなモノが必要なのでしょうか。
短波帯は業務無線の世界では「過去のメディア」となりましたので、ア
マチュア無線用の周波数に居座っていた放送局やプロの無線局の運用が
廃止されつつあります。
日本では、NTTとか旧KDD、それにNSBや自衛隊・米軍などでしょうか。
もともと、アマチュア無線用の周波数を占拠していた彼らの免許が切れ
だしましたので、やっと私達が電波を出せるようになりつつあります。
それは、今まで、既得権として彼らがガンとして譲らなかった権益です。
蚊の啼き声のような出力のアマチュア無線の周波数帯で、国力を注ぎ込
んだ高出力の無線局を開設して一方的に自分達の意見を撒き散らしたり
するのは旧共産圏などのような非民主国家のすることと思われがちです
が、残念ながら我が国も同じ事をしていたのですねぇ。
業務通信の世界では、使いみちが無くなった短波の免許を更新しないた
め、その既得権が消滅し、周波数がアマチュア無線に返還されつつあり
ますが、ちょうど「地上げ前の土地」のような「虫食い」の状態となっ
ていますので、写真右側の地図のようなもの(下敷き)が必要なのです。
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