アマチュア無線の移動運用の世界では「担ぎ上げ」という用語がありま
す。
無線機や発電機などの重量物を、道無き道を経て見晴らしの良い山頂ま
で「担ぎ上げ」る....と言うことが語源で、その努力には敬意が払われ
るのか、変わりモンだと謗られるのかは、私の知った話ではありません。
ところで、山中の飛行機墜落現場などから報道中継をする放送業界では、
担ぎ上げは珍しい事でも何でも無い....ようです。
そして、業務用の担ぎ上げの際は「バラシ」という手法を取ります。
中継車の中継機材を「バラシ」て車から降ろし、目指す中継ポイントへ
向かいエイヤッと担ぎ上げるワケなのですね。
☆バラシてはいませんが、担ぎ上げてみました....
ハムフェアなど遠隔地に出かけるときは普通車を使用します。
そこで、普段は軽四ワゴンに搭載している「お手軽・無線機器」を普通
車に載せ換えて台場などへ向かうのです。
写真はビッグサイトの屋上ですが、この程度の場所に「お手軽」を担ぎ
上げるだけで、電波の飛び具合は飛躍的に改善されます。
担ぎ上げる事が可能な装備も出来る限り携帯しておくことが、運用場所
選びの自由度を増す点では重要なのかも知れませんね。
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