東京都江東区 移動


  今年も「お台場」にある東京・ビッグサイトで開催されたハムフェアに

  出かけてみました。

  

  「お台場」などと表現するとフジテレビのイメージに惑わされそうにな

  りますが、ここは海抜ゼロメーター地帯夢の島(ゴミの島)でおなじみ

  の、冴えないイメージの「江東区」です。

  一見、近代都市の埋立地はゴミの山で築かれた土地ですから、ヲタクが

  日本中から集まってゴミを交換するにはピッタリの場所なのかも知れま

  せん。Hi

  

  ☆「ボケ老人」の挨拶のあと

  

  午前10時、開幕直前の様子です。

  開幕に先立つ主催者からのツマラナイ挨拶の頃は閑散としていた入場ゲ

  ート前も、挨拶が終わると、どこからともなく人が集まってこの状態に

  なります。

  

  今年も開場直後直ちに、日本全国から集まった「不燃ごみ」を調べるた

  めに会場内をくまなく回りました。

  しかし、高周波関係の小物は不漁のため、開場後タッタ1時間弱で今回

  の東京遠征の目的も完了してしまいました。

  

  しかたが無いので、各メーカーのブースで新製品情報を収集でも....

  

  ☆最も興味をそそられた新製品

    

  バーテックス・スタンダードは積極的に新製品を投入してくれますが、

  今回はミドルクラスの実用機FT-950を発表していました。

  HF〜50MHzの100W機ですが、最近流行のルーフィング・フィルターの切

  替やIF-DSPなどが装備されており、筐体もミドルサイズ。ただし2波同

  時受信機能は無く、外部電源13.8Vが必要。

  定価が228k円ですから、実勢価格は「お手ごろ価格」でしょうか。

  

  ☆移動用にはデカイかも

  

  パネルが大きいのでツマミ類も多く、そこそこ使いやすそうです。

  しかし、移動運用に持参するには大きすぎます。

  パネルやツマミの質感は「プラスチック丸出し」で好きにはなれません

  でしたが、このデザインはFT-450を踏襲しているようで、今後の同社の

  「スタンダード」なデザインとなるようです。Hi

  価格の入ったカタログを配布しており、ブースの係員に聞くと年内の早

  い時期には市場に出るとのことでした。

  ただ、同価格帯ではIC-7400の方が小型なので「移動無線家」には難し

  い選択になるかも知れません。

  

  ☆外国で先行発表していたもの

  

  デイトンや欧州で先行発表されていたIC-7800です。

  アクリルの箱入りではなく、実際に作動をしており、触れることもでき

  ました。

  配布資料はカタログでは無く、プレス発表やイベント会場などでの配布

  用と思われる資料で、価格も掲載されていません。

  デイトンでの配布資料ではコンテストでマルチバンド運用する際の利点

  をPRしていましたが、日本での配布資料では控えめな表現でした。

  

  ☆巨大なサイズ

   

  日本でこれを数台並べて使うのは、8N*HQを開設するようなスーパース

  テーションぐらいじゃ無いでしょうか。

  もし、FT-950なみの値段で売り出されたら腰を抜かしてしまいますが、

  まさかそんな事は無いでしょうね。

  最近のICOMは、巨大な受信機など「巨大無線機」を続けて発表する一方、

  「米粒無線機」も多いようです。

  個人的には、IC-7401が望まれるところですが、ミドルクラスのライン

  ナップをどう考えているのでしょうか?

  

  ☆私が「注目」した新製品

  

  参考出品で、ケースの中に入った状態で展示されていました。

  ラックへの組込を想定したスピーカー前面配置となっていますので、お

  そらく、業務用無線機の系譜の新製品だろうと思われます。

  IC-7000のチマチマした操作系とは全く違う方向性のようであり、堅牢

  な造りに見えましたので、移動運用には向いていると思われます。

  ちなみにIF-DSP搭載で、HF〜50MHzの100Wだそうです。

  

  ☆そして、最も注目した東京ハイパワーの軽量化リニア

  

  HL-1KFXがFETの変更でHL-1.2KFXになりましたが、それの電源部をスイ

  ッチング電源に置き換えたHL-1.1KFXが発表されていました。

  重量が9kgですので「ペディションにどうですか?」とのこと。

  HL-1KFXを100Vで使うとパワーが出ませんが、これで改善されるのでし

  ょう。

  

  てなことで、FT-950にHL-1.1KFXを組み合わせるのが「資格の話は別と

  した、2007秋コレクション」になりそうな感じです。Hi

  

  ☆午後の「予約時間」までの暇つぶし

  

  午後3時に「予約」を入れていたので、それまで暇つぶしする必要があ

  りましたが、ハムフェア記念局8J1Aを各バンドのCWで捜していたら、難

  なく時間は経過。

  ついでに、ここのページのコンセプトも守ることができました。Hi

  

  その予約とは?

  

  ☆予約

  

  RTTY-DXCCの申請をしました。

  その審査の予約を抜かったため、午後3時になってしまいましたが、無

  事提出分はすべてクレジットされました。

  審査はARRLのNorm氏(W3IZ)が担当してくれましたが、「次はRTTYで5Ban

  d-DXCCだね」なんて冷やかされて、うれしいような困ったような。Hi

  

  さて次は、今回の収穫品です。

  

  ☆つい買ってしまったGHD社の電鍵

  

  仙台にあるGHD社の電鍵を購入しました。

  GHD社の電鍵は性能だけではなくデザイン的にも惹かれるものがありま

  すが、きっと製造している方のセンスなんでしょうねぇ。

  最近は、無線機メーカーのカタログなどの写真に登場する事が多いよう

  に、確かに見映えますが、確かに高価でもあります。

  

  ところで、不思議とここのブースだけ、むさ苦しいハムフェアの中で、

  別世界のような空間に見えました。行った人は解るハナシ。HiHi

  

  ☆単なるコモンモードフィルター・キット

  

  通信販売でいつでも買えるんですが....、他に買うものが無くて。Hi

  

  ☆ステンレスの蝶ネジ・蝶ナット(今年の主な目的)

  

  Radixのブースで売っているステンレスの蝶ネジ・蝶ナットで、このネ

  ジはステンレスのプレス加工品であり軽量なのが特徴です。

  私はマッチョマンじゃ無いので、ホームセンターで売っているような質

  量のある蝶ネジ・蝶ナットで組上げたアンテナを上げる馬力が無いので、

  昨年に買いそびれた「軽量蝶ネジ・蝶ナット」が、今回のお買い物リス

  トのトップ項目でありました。

  

  しかし、本当に今年の各ブースは不漁で、ソコソコ軍資金を持っていっ

  た割には「手ぶら」状態で帰ってくることになりました。

  中古品もいろいろ出ていたのですが、なんとなく食指が動きません。

  レストアが流行っているからでしょうか、何となく外観は小奇麗なんで

  すが、綺麗な故に妖気が漂っていたりするものです。

  新品としてはマキのトランスバーターを考えていたのですが、「何とか

  ロック」の高い製品しか売っていませんでしたので、5.6GHzへの挑戦は

  来年以降の「おあずけ」となりました。

  

  ☆おみやげ

  

  関西地方本部作成「無線通信とPLC」という題のDVDが配布されていま

  した。

  問題が起こったら本部の技術セクションに相談するようにと結ばれて

  いましたが、私の経験では彼らは無能で役に立たないでしょう。

  

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