発電機の更新


  歳を取ると重い物を持つのが億劫に....、な事を言ってる年齢でもあり

  ませんが、やはり「乾燥重量」は軽いほうが快適です。

  

  そこで、各社の発電機を比較した結果、インバーター式のホンダ「EU-9i

  /16i」に機種が絞られましたが、さらに調べると....

    1.ホンダのEU-9iは、有名なエンゲル冷蔵庫の会社で製造されている。

    2.途中のロットから、オルタネーターにノイズ対策が実施された。

    3.ノイズフィルターキット(ラインフィルター)も用意されている。

  ....だそうなので、10年ぶりに発電機を更新する事にしました。

  

  さて、発電機を買うダケならば、仕事の帰りに日本橋の工具屋に立ち寄

  れば良いのですが、ひょんな事から新潟の販売店を見つけました。

  バーチャル・ショップでは無く、「老舗の農機具販売店」がHPでの販売

  も手がけているようで、何となく好感が持てます。

  そのHPに掲載された「雪景色の店舗」写真を見ていると、かつて訪ねた

  「冬の佐渡」を思い出してしまいました。

  

  冬の....ソナタ??。いや、冬ジャ無く、夏の新潟もきっとイイはずだ。

  新潟はコメは旨いし、サケも美味だろう。

  ついでに富山の鱒寿司と白海老もオイシイだろうし、金沢の日栄も久し

  ぶりだし....

      

  「こりゃあ、新潟に出かけるしか無いわナア!!」

  

  ☆えっちら・おっちら、新潟から持って帰ってきた発電機

  

  なんだかホンダ・カラーの「赤」色じゃ無いですね。

  「丸」愛読者の方は、こんな色のXL-250が富士山演習場を走っている

  写真を見た事があるでしょう。

  そういう「スジ」御用達のバージョンなんだそうです。

  

  私が新潟に出かけた時は、まさに中越・福井地方が雨災害の最中でした

  が、何の被害も無かった上越で発電機を購入し、ついでに天気の良い能

  登をドライブし帰ってきました。

  能登半島をウロウロし、多少はαβγ中性子の各種放射能を浴びたり、

  クルマを「なぎさ」で海水浴させたりと、呑気な旅。

  しかし、ホンの少し離れた中越・福井の被災地では、同型の発電機が活

  躍していた状況なのです。

  それにしても、最近はこんな局地的な災害が多いですね。

  

  ☆俯瞰してみても、何ら市販品と変りはありません

  

  筐体は金属では無く、樹脂製になっています。

  錆ませんし凹みませんが、キズ付きやすいです。

  

  ☆横から見ると....

  

  外観上の相違は、「国防色」であるのと「抜け防止コンセント」が装備

  されている事だけです。

  

  で、中身は....と言うと、赤色の一般市販品と何も変りはありません。

  最近のEU-9iは、オルタネータにノイズ防止改良が加えられていますが、

  それも一般市販品と共通です。

  これが「特殊な製品だァっ」て熱く語るヒトも身近に居ましたが、そん

  な事が真実であったらウレしいです。Hi

  

  ☆内蔵型ラインフィルターキット

  

  部品を袋から取り出さなくても「こりゃ、期待が....」でありますナ。

  こんなもんで、ノイズが減れば苦労はしませんやねぇ。

  いや、これでノイズが減るなら、メーカーの思想を疑いますが。

  

  ☆せっかくの新潟土産だから、それでも付けちゃおう....

  

  パネルを取り外し....

  

  ここにキットを取り付けます。

  

  白い筒状のモノが、取り付けたノイズフィルター。

  

  ☆ハイ、出来ました。

  

  負荷として接続した機器が働きますので、配線は正常なようです。

  

  ☆いよいよ、ノイズを調べてみる

  

  ガチョーン!!、ひ、酷い。

  近接距離での内蔵ホイップという過酷な条件ではありますが、ノイズが

  顕著に解るAMモードで聞くと、28MHzや50MHzにはかなりのレベルで確認

  出来ます。

  しかし、幸いな事にイグニッション・ノイズでしたので、CWやSSBでは

  ノイズ・ブランカーでスパッと切れました。

  

  ☆ならば、コレでドウ?

  

  当局(1kW局)のRFI対策で活躍したノイズフィルターを付けてみました。

  

  AMではS8ほど振っていたノイズがS7になりましたが、テストに使用した

  トランシーバーの筐体を指で触れるとノイズレベルがS0まで落ちます。

  つまり、電源ラインをアンテナの一部として作動しない条件であれば、

  まぁまぁ使える....といった状態なのでしょう。

  

  実際に、HF〜SHFの各コンテストで使用してみなければ解りませんが、

  アンテナや無線機からタイコで10mぐらい離しておけば、問題無く使え

  るモノと思われます。

  

  実際、重量は軽いですけど、通常運転時の騒音はEB-550より大きいです

  ねぇ。

  「そりゃ9Aだから当然っちゃ。」←新潟弁

  

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