怪しげな投資ファンドの資金調達元だったリーマン・ブラザースが破綻
するなど、世界規模の「机上のマネーゲーム」は終焉を迎える気配が濃
くなってきました。
奈良の田舎では巨大金融機関じゃなく天気が崩れる....という予報が出
ていましたが、ちょいと別の目的もありましたので今年のXPO記念コン
テストも山の上からの移動運用となりました。
☆モノバンドなので机の上にPCが載る。
最近はマルチバンドでコンテストに参加することが多かったので、車内
がゴチャゴチャになりがちでした。
多くの機材や配線が入り乱れる車中で食事を摂っていると、突然、ソラ
リスの海ならぬ「ラーメンの海」や「コーヒーの海」が出現し、呆然と
する事があります。
もちろん、そんな時は焦らずに「未来都市豚汁」にでも居るつもりにな
って、「ラーメンの海」の記憶は「遠くへ」忘れ去ればいいんです。
汗だくになる洗車より自分勝手な洗脳の方がお手軽ですから。Hi
ところが、今回は久しぶりにモノバンドでの参加なので、机の上はガラ
ガラ。ロギング用のPCまで机に載ってしまいました。
☆見慣れぬ小道具。
最近のPCマザーボードはPCIバスのスロットが少なくなったんですね。
PCIシリアルポート増設ボードをグサグサ刺せば、使い切れない数のシ
リアル(COM)ポートが作れた時代は過ぎ去ろうとしているようです。
ノートPCだけではなく、すべてのPCが「USB時代」になるんですね。
ところが、FTDI社のICを使うと、従来のシリアルポートによる各種制御
と同等のことがUSBポートから直接行えます。
このようなICは表面実装の小さなチップとなっており、老眼ソノ他の原
因で視力が落ちた私には扱いかねます。
そこで、名古屋の方が頒布している同等インターフェイスの完成品を入
手し、今回のコンテストで試用してみることにしました。
その結果は....
シリアルポート制御の置き換え....という点は、作動確認ソフト扱いと
されていないz-Logでも(CW Keyboardを使うと時々落ちる以外は)使用で
きましたので、とりあえずは及第点でしょう。
ノイズの点では、USB/Serialコンバーター使用時と同様なノイズが発生
します。レガシィポートには及びませんネ。
まぁ、USBポート使用時に発生するノイズは、一般家庭の環境では閾値
以下のノイズレベルだと思いますので、21世紀のアマチュア無線周辺機
器としては合格でしょうか。
あと、使用するICのタイプによってはUSBケーブルの数が減りますので
車内が「ラーメンの海」などになることを回避するのに大いに役立つと
思われます。Hi
☆気楽なモノバンド。
設備も手軽で設営も簡単なモノバンドですが「お客さんが居ません」Hi。
暇で仕方が無いのでテレビを見たり、このコンテストの規約が掲載され
たJARL-Newsの冊子をながめて時間を潰しました。
JARL-Newsには、とある方が「固定局の20mHダイポールよりも移動局の
逆L型アンテナの方が、DXに効率よく電波が飛ぶ場合がある」というよ
うな意味のことを書いてありました。
が、固定局の法定出力は1,000Wで移動局のそれは50Wであり、この出力
の差の事を「棚上げ」したような話は現実的ではありません。
ただでさえ暗い性格が、より一層ネチこくなってしまうだけです。Hi
グラスファイバーの釣竿にビニール電線を引っ掛けた簡単なアンテナと
50Wという蚊の鳴き声のような移動局の法定出力で、海外との交信が満
足に出来るのならば、誰もタワーを建てたり検査を受けて1,000W局を開
設したりしませんよねぇ。
☆ここは山の上。「靴下の町」じゃないけれど。
山の夜や朝夕は寒さが感じる時期となりましたので、日中でも足元が冷
えてきます。
私の住む町の名産品を着用して対策を....と思ったら、それはユニクロ
で買った中国産でした。Hi
ところで、私の住む町では数年前までは行政が「かぐや姫の町」と言っ
ていたのですが、いつの間にか「靴下の町」に変わりました。
確かに地元には「かぐや姫伝説」があり、靴下は「地元の名産品」なん
ですが、首長が替わるたびにキャッチフレーズを変えて税金で得た収入
を浪費されてはかないません。
こんなことをしていると、そのうち「財政破綻の町」になってしまいま
すよ。
☆今日の主目的は、ココでした。
天気予報どおり、昼飯後にはポツリホツリと雨粒が落ちてきました。
モノバンドなので「お客」もネタ切れとなりましたし、撤収も比較的簡
単なので、コンテストは途中で終了し「みずはの湯」へ向かいました。
今年の移動運用は奈良を離れて徳島に出かけたり、あるいは地元に居て
もブヨに刺されて温泉への入浴を残念したり....で、みずはの湯とは縁
がありませんでした。
やっと、ゆっくり温泉に入れましたので、今年のシーズンも無事終える
ことが出来そうです。
☆もちろん、お約束のショット。
みずはの湯は、ここ「山西」にあります。
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