ソロソロ景気も回復基調だとか....。
ここ最近、職場でも海外旅行に行ったハナシをヨク聞くようになりました。
私の直近に座っている新婚さんも、新妻と共にワイハで楽しい時を過ごさ
れた....ようです。
しかし、世の中を支える??「中年ヲジ」も黙って負けてられませんので、
予定には無かったのですが「奈良V・UHFコンテスト」に、奈良のリゾート??
「野迫川村」から急遽フルタイム参加する事にしました。
今回のコンテストは、丁度「お盆」ですので....
高野の霊場で夜を明かし、若くして「この世」から旅立った身内の者や、
職場の同期を偲んで見るのも悪くありませんネ。
(うーん、「能勢がわ」って地名が、イロイロな霊を呼ぶかもネ?)
☆ガソリン臭い車中旅
国道168号を走ってると、ナンだかガソリンの臭いがしてきます。
このまま走ると「空母・大鳳」のように「爆発轟沈」になりかねませんの
で、速やかに停車し、搭載しているガソリンタンクを調べてみましたが、
何も異常はありません。
なんで、なんで〜??、と思いつつ現着し、設営を始めると....
☆発々のエンジンが掛らないゾ!!
新品の発動発電機は、慣らし運転が完了してアタリが付くまで、空気の薄
い高地での始動が「やっかい」なのは常識ですネ。
しかし今回は、もっと初歩的な失敗をしたのです。
☆オイルは交換したけれど....
どういう訳か、先日のオイル交換の後、エンジン・スイッチを「作動」の
ままにしてあった様です。
これでは、燃料タンクからキャブへ燃料を供給するコックが開いた状態の
ままになりますから、標高差が激しく曲線の厳しい国道を走ると、キャブ
からガソリンが漏れて、車中が臭くなるのも当然です。
これじゃ当然、プラグも濡れてしまっているナァ...。
☆しかし、外せないプラグ。
先日まで使用していたEB-550のプラグレンチを持参していましたが、サイ
ズが違うため、プラグを外せません。ちなみに右が、Eu-9i用です。
☆プラグのように濡れるだけじゃ無く、溢れるのはアソコ....だ!!
良い子は悪い想像をしちゃダメですよ。
濡れて溢れるのは「キャブ」ですからネ!!。
上からプラグを抜けないのなら、横から....
ということで、早速、ドライバーだけで「開放」できるキャブからガソリ
ンを抜きにかかると、オイル混じりのドロドロの液体が流れ出ました。
濡れる・溢れる....と言うよりも、混合ガソリン状態の液体が詰っていた
のでしょう。
キャブからガソリンを抜きながら、エイヤッとスターターを引くと「ブル
ルルンッ」とエンジンが始動しました。
イエローキャブのお姉さんがブルルルン....、となれば「天国」ですが、
発々のキャブの状態を加減しながら、プラグが乾くまでに一体何回ほどス
ターターを引いた「汗だく地獄」だったか....。
まぁ、お盆に相応しい、天国と地獄からの話題です。
ともかく、キャブレター式の発動機ならば、中年ヲジ達は必ず始動させる
ウデがあるのデス....よ。
☆無事、始動した発電機。
ちなみに、後方の「シミ」は夏の日焼の跡ではありません。
当然ですが、ハイシーを飲んでも改善はされません。
これは、オイルが混じったガソリンをキャブから抜いた際に流れた液体の
シミですが、この程度で環境への影響をブツクサ言うゴ仁も居るんでしょ
うナ....。
☆ここにも注意。
旧型のホンダ製発電機から乗り換えた人には、陥るアナが二つあります。
その一つは燃料コックを兼ねた「エンジン・スイッチ」で、私もハマりま
した。
そして、二つ目は「燃料キャップ」の「空気弁」です。
これを開けておかないと、じきにエンストします。
☆余裕の設営のハズが、大きく狂う。
やっと、アンテナが建ったのが19時過ぎ。
28MHzはズボラしてエレメントを減らした2ele-HB9CV。
50MHzは元から2ele-HB9CV。
144MHz〜UPは、安直な3バンドGP。
こんな手抜きアンテナだったのですが、その姿を現した頃にはコンテスト
が始まった後でした。
この後、初日の部は24時まで続きますが、1時間ごとに車内で設備を整え
ながらの気ぜわしい運用。
夜半のコンテスト終了後は、オリンピックの女子サッカー試合をテレビ観
戦しながらの車中泊でした。
もちろんテレビのチャンネルは、3ch(JOCK-TV、国営・名古屋)です。
☆今回の設備(無線機)は....コレ↓
翌日の早朝は雨が激しく、雷鳴が足元から聞こえてきます。
もう撤収して帰ろうか....とも思ったのですが、撤収すら出来ない環境の
元、車中にてゴロゴロと時を過ごすと....
ヤマの天気の傾向どおり、雨は小止みになりました。
そこで、気を取り直しコンテストを続行です。
これは、撤収を考え、車中を一度片付けてから再展開した後の風景ですが、
1.電波時計がありますネ。
2.50MHzのゲタは、40W程度のしか出ないHL-66V。
3.144/430MHzはFT-817+ゲタがHL723DXなので絞り出しても20W。
(半時間もランニングしてると、817が「伸び」てしまう)
4.1200MHzはUTV-1200B2P。
しかし、まぁ....、何て貧相な設備なんでしょう。Hi
☆撤収は、迅速・綺麗に。
コンテスト終了後、約一時間で、ご覧の通りです。
「撤収のUIC」は道路にシミは残しますが、ゴミは残しません。
ついでに、誰かが捨ててあった周囲のゴミ拾いもして、さぁ下山です。
☆その時、空は?
ポツリ....、ポツリ....と雨粒が....。
雲が目線の下にも見えますね。
☆どこかのマキノ会長じゃないけど、少しダケ....後評。
奈良V・UHFコンテストは、県内と近県、および隣接エリアからの参加局し
か期待できないコンテストですので、ゲインを犠牲にしてもアンテナの指
向性を緩めにする計画でした。
これが28〜144MHz帯で大正解でして、昨年よりはスコアが上昇。
28/144MHzでは、2000年以降の記録を更新。
50MHzでは、2000年以降で歴代3位ぐらいかな?
430MHzは、雷雨による運用中止時間帯が、悪方向に効く。
1200MHzはアンテナの利得が低くなったため、反射波等を拾えず。
と言う事で、逆に430MHz以上は大幅にスコアを下げています。
☆帰り道は、近道・寄り道・獣道。
右手が、国道168号線の崩壊現場「大塔村・宇井地区」です。
「クエ」た場所を真正面から見ると、生きた心地がしませんよ。
☆川を埋めて作られた「即席の橋」を渡る。
迂回路として、天の川を堰き止めて作った道路がありました。
テレビのニュースで、道路崩落の瞬間が放映されていましたが、この辺り
は大規模な道路の改良工事が行われている箇所であり、被害の大きさの割
には、迂回路の整備も比較的迅速であったようです。
例えるならば、関東大震災の際の「鉄道連隊」の現代版かも....。
しかし、現場に行くと、いろいろ見えてくる事もありますが。
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