2003年度 CQ-WW-PH 

  アマチュア無線を30年やってきましたが、違法なオーバー・パワー運用

  をした事は、ありません。

  特段の信条や思想はありませんが、そもそもVHFテレビ弱電界地域での

  開局であった事が、その後に大きく影響したようです。

  開局時はトリオの無線機でして、当然、清く正しく美しい「X」タイプ

  での「初鳴き」でした。

  生意気に、最初から「Dタイプ」を使用したローカル連中が、早い時期

  に消滅して行ったのとは対照的な結果でありますね。

  

  従って、永らく私の感覚では「Phone(SSB)はDXまで飛ばないモード」だ

  と言う事になってましたが、kWへのQROで「グングン飛ぶ」モードに変

  貌したと言うのが実感です。

  「100Wでも飛ぶよ!!」と言う意見もあろうかと思いますが、そんな奇特

  な技量が災いして、いつまで経っても「kW局に向上する動機付け」が得

  られないんでしょうね。

  安物で満足してしまう....のも、個人の好き勝手ですが。Hi

  

  ☆↓DX通信の際、マイクで送信音質を彩る必要は....?

  

  「この業界」では、古くから「アスタティックな音」が重用されて来た

  ようですが、場合によっては「逆効果」な時もあるようです。

  私は、ご覧の通り「HiFi?なコンデンサマイク」を使用しています。

  マイクには48Vの電源を供給し、バランス接続していますので、ダイナ

  ミックレンジと感度で勝り、廻りこみも皆無です。

   

  ☆↓広いダイナミックレンジも、ほどほどに。  

  

  如何に、マイク単体の「感度・周波数特性・ダイナミックレンジ」が優

  れていても、所詮はSSB。

  IC-756PRO2の「デジタルな変調器」に過負荷を掛けてはイケません。

  そこで、dbx166xlを使用して、コンプレッションを掛けています。

  コンプレッサーも、この程度のグレードになると放送局等で使用されて

  いるワケで、当局謹製の「ハッタリ半蔵くん」とは雲泥の差ですね。

  

  さて、当局の音質は別掲のIC-726改などでモニターしているのですが、

  一般的には受信機のフィルター特性など「受信側の個別要因」が多様で

  ありますので、コンプレッサー等の「最適値」を求める事は易しくあり

  ません。

  AM/FM放送局でも「こんなラジオを使ってるだろ〜な〜」と、最大公約

  数的な受信機を想定して設定するワケですから....。

  

  ただ、SSBに関しては、今回のコンテストでも同じでしたが、そこそこ

  の送信パワーが許されるのであれば、3kHz巾を目一杯フラットに活用し

  た音質の良い変調を行った方が、結果は良いようです。

  

  DX局から「良い音ですね〜」と言われると、嬉しくなりますね。

      

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