1999年以来、久しぶりにフィールドデーに参加してみました。
前回同様、部門はマンネリ・パターンの28MHz-CWです。
28MHz帯は波長が短いため、アンテナが小型になり、比較的手軽にビ
ームアンテナを使用できます。
ですから、転勤などで永らくアパート住まいをしていた頃は、このバ
ンドに出るコンテストが週末の楽しみでした。
また、伝播特性は「GW(地表波)の伸び」と「電離層反射(Eスポ)」が
ありますので、HFとVHF両方の特性を楽しめます。
さらに、その中の電信部門は「気ぜわしく無い」ので良いです。Hi
(単に、参加局数が少なく暇なだけデスが....)
さて、今回も28MHzの電信部門での参加ですが、暇つぶし用にV・U/SHF
の設備も、持ち込んだものの....
☆↓結局、まともなアンテナは、28MHzだけが「低空飛行」
いつもの事ですが、お手軽、ノン・ステーで建てています。
自立となると地上高が低くなりますが、こんな道端でも苦労せずに済
みますし、強風に対する対応も容易になります。
以前、神奈川コンテストに足柄峠から参加した際のことですが、当局
はノーステーですので「寝る前(台風が通過する前)に縮めた」ため無
傷でしたが、ステーを使用していた皆さんは「夜中に軒並み倒壊」と
いう憂き目に合われたようです。
また、当局のアンテナ/ポールのセットは「高速道路走行」での移動
を安全に行うため、1300CCクラスの自動車内にも余裕で積み込めるサ
イズにしてあります。
→21/28MHzのHB9CVが釣竿ケースに入るように作ってあります。
→フジのポールをルーフキャリアに積む蛮気は、私にはありません。
☆使用した無線機器は、こんな↓モノです。
今年になって手に入れた、例のIC-726を使用してみました。
出力を実測するためのMFJ製カプラーが、726の上に載ってます。
写真には写っていませんが、FCZのプリアンプも接続しました。
☆良かったこと・悪かったこと、成功・失敗、その他....
↓(比較対象は、IC-746やTS-690などを28MHzのCWで使用の場合)
☆ポジティブ部門。
1.IC-726はサイズが小さく、省スペース。
2.(受信状態でも)IC-746より発熱が少ない。
3.FCZプリアンプは、それなりの雰囲気を醸し出した。
4.zlogの「お手軽オペレート」は楽チン。
☆ネガティブ部門。
a.CWフィルターが250Hzのままで28MHzでは狭すぎた。
結局、自前の「耳カル・フィルター」使用となる。
b.IC-746に比べ726の受信特性(ご近所さんに対する特性)は
「それなり....」、いや、「確実」に劣る。
c.SW電源が発々の電圧ドロップに反応し、結果的にさらに
負荷が重くなるという悪循環も。(当然、燃費悪化)
d.zlogへのcall入力が間に合わないので、ヘボオペになっ
てしまった場合多し。
今回は2局程度、近くの山から28MHzのCWに出ていたようです。
どちらの局の信号も当局の受信に影響を与える強度でしたが、今回は
当方がボロ無線機を使用していますので、多少のナニは割増して覚悟
しなければなりません。(おまけにCWフィルターも無いし....)
ご近所さんの「個人局」はS9+40dBで入感していましたので、当然こ
ちらの信号も....ソレナリの強度で届いていたかと....。
一応、自分の電波は現場でもFT-817でモニターしてみましたが、何か
お気づきの点などありましたら、メールでお知らせ下さい。
☆↓珍しく、朝から稼動させた割に、結果は....
ご覧のように、朝っぱらからエンジンを廻しましたが、早朝の楽しい
掻入れ時は、やってきませんでした。
(単にIC-726では聞こえなかったダケなのかも?)
それより今回の移動運用での大問題は、交通事故(人身)の被害者とな
ってしまった事です。
まさか、車を降りて歩いているときにハネられるとは....。
「このコンテストの結果」→全国第2位(3エリア第1位)でした。
第1位は伊豆方面の移動局でしょうが、あの辺りは1エリアと言う大票
田をGWで完全にカバー出来ますので優勝できないワケがありません。
(私も、ソコで大いに稼ぎましたから、よく知っています。Hi)
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