6m&Downコンテストに参加するのは何年振りでしょうか?
本格的な参加は、かつて伊豆スカイライン沿いから参加した1995年が
最後だったと記憶していますので、8年ぶりかも知れません。
さて、今回は、とりあえず最近のコンテストの様子を見る....のみ。
「多くのバンドに出てみよう....」と言う事で50〜1200MHzまでの4バ
ンドのマルチバンド態勢を立てること(だけ?)を目標としました。
移動先は、ホームQTHと同じ奈良県内の某所で、標高は1000m以上です。
ここは、自宅から約2時間で到着です。
↓車が「ちいサイズ」なので、外見はこんなもんです。
アンテナ系は、50MHzがHB9CV、144/430MHzはマスプロの5/8eleシング
ルですし、1200MHzはマキ電機の10eleループと言う軽装備です。
また、今回はQRPなので、発々は持って行きませんでした。
↓車内も「ちいサイズ」。 ↓出力も「ちいサイズ(5W)」。
東京在住の頃、コンテスト荒らし?をしていた頃は、マーチに乗って
いましたが、それより「さらに狭い」ジムニーの内部。
無線機は、ご覧のFT-817とUTV-1200B2Pです。
FT-817単体では、ランニングで5Wを出すと過熱し、PA部がバテてしま
い出力低下を招きますので、817を最低出力の0.5Wに設定し、リニア
で5Wに増幅しました。
テーブルの下に見えるのが、UTV-1200とリニアのHL-66V・723DXです。
いずれのリニアも入力回路のATT定数を変える改造をし、0.5Wで押せ
ば5Wの出力に増幅するようにしてあります。
この仕掛けで、FT-817は何とかオーバーヒートせずに済みました。
しかし、残念ながら、FT-817は0.5W出力でもCWのランニングをすると
「熱く」なってしまいます。
筐体が触れない程の温度になったり、出力が低下する事はありません
が、メモリーキーヤー等で連続CQを出すのは、たとえ最低出力の0.5W
でも苦しい規格のようです。
さて、今回は、ささやかなアンテナとQRP出力で運用しましたが....
50MHzは2eleにも関わらず、JA1VVH局など関東地方の固定局も聞こえ、
いつもの50Wなら確実に捕らえることが出来る信号強度でしたので、
試しに5Wで呼んでみましたが、当方の信号は先方まで届かなかったよ
うです。
きょうびの固定局は200W出力がザラですし、関東地方はオンエアする
局が多くバンドの混雑度やその影響が違います。また、2エリア各局
や伊豆半島の壁を微弱な電波が越える事が困難なのであり、VVH局な
どがアリゲーターでは無い事を、念の為、申し添えておきます。
↓ロギングにはZ-Logを使用
タナボタTP-560は、Windows98が走る事は別のページで触れましたが、
アマ無線のロギング・ソフトなどには十分なスペックです。
てなことで、今回からZ-Logを投入してみました。
以前使用していたCTなどで便利だと思ったパーシャル・チェック等の
ツールが一式揃っている以上に、メモリーキーヤーやCQマシンなども
標準装備していますので、コンテスト用としては役に立ちそうです。
しかし、CATやCI-Vなどのボーレートをはじめ、パラメーターで設定し
たい部分のユーザー要請に対し、見事に対応されていないのは、流石
に官僚のタマゴ達だと感心しています。Hi
さて......
今回は、1200MHzの設備も用意しましたが、CWでは1局も交信出来ませ
んでした。
3エリアの人口重心から見ると、今回の運用場所はサイド方向になり
ますので、仕方がありませんか....ねぇ。
大阪から見て、名古屋・広島方面へのルート上に移動しなければ、よ
く無いのでしょう。
☆とりあえずは、お疲れ様でした。
なお、撤収時に高野山のJH3GAH局が、モービルでやって来ました。
「このコンテストの結果」→QRP部門で3エリア1位でした。
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