日本のアマチュア無線連盟(JARL)が沈没寸前となってきましたね。
「日本....沈没」ならば、沈没しない大陸に逃げるしかありません。
てなわけではありませんが、久しぶりにARRLに加入してみました。
☆入会すると送ってくる会員証と台紙。
ARRLとはThe American Radio Relay Leagueの略で、所謂、米国のアマチュア
無線の団体です。
でもARRLを日本語訳すると妙ですね。何を中継するんですかね。
その理由は、米国では大昔、アマチュア無線家が商業電信電文の取り扱いを代
行していたので、このような名前になったのだそうです。
映画の西部劇や「風と共にナントヤラ」を観ると、いや、現代を題材とした映
画を観ていても、アメリカという広大な国で「共通意識」と「インフラ」を広
めることの困難さが見えてきますので、なんとなく解るような気がします。
そういう意味ではアマチュア無線の中からAT&Tなどが生まれ育ったと言った方
が正しいのかも知れませんね。
「何でも官製」からスタートして民営化する日本とは全く土壌が違いますが、
ちなみにJARLはThe Japan Amateur Radio Leagueの略で、「素人」集団なんだ
そうです。
高額な前納一時金を納めた終身会員との契約を平気で不履行しようとしている
とんでもない団体ですが、所詮は「素人」の団体なんですかなぁ。
☆これは商業雑誌....ではありません。
アマチュア無線界のバイブル....と言えば米国の月刊誌「QST」でしょう。
時には商業雑誌と間違えた紹介もありますが、これは米国のアマチュア無線団
体「ARRL(The American Radio Relay League)」の機関紙なんです。
何で商業雑誌と間違われるかというと書店でも手に入るからでしょうが、相変
わらず広告がドッサリ載っています。
それは、会費高騰の対策として合理的な話であります。
日本ではJARLが監修する純商業雑誌に、我が国で免許される出力以上のリニア
アンプの広告が扇動的に掲載されたりしていますが、QSTや米国の商業雑誌で
は一定の節度が感じられます。
「本音と建前」は日本の「お家芸」とも言われますが、実際のところは米国の
ほうが一枚上のようですね。
さて、この機関紙。
中味は「純粋の英語」で記述されてます。私は外国語に長けた者ではありませ
んが、辞書がなくても特に困りません。
「日本の英語教育は....」って言葉で金儲けをしている人達も少なくありませ
んが、ポーターやメイドが喋る程度の日常会話が抜けているだけでアタマから
否定するようではいけませんね。
QSTを読んでもストレスが生じない日本の英語教育とは英書を読むためのもの
であり、そういう意味では立派なものだと実感しています。
☆こんな封筒で、エア・メール定期便
世の中は「インターネットの時代」だと言われています。
確かに、ネットで大抵の情報は取得できるようになりましたが、一覧性と言う
観点からは「まだまだ」と言ったところでしょう。
雑誌や新聞、あるいはテレビやラジオを、いいかげんに「ナナメ読み」する過
程で情報を取得するのは重要であります。
たとえば、私のような「ヲジ」はBGM代わりにFM802を聞いていないと、平原綾
香と絢香の区別が付かなくなりますから。(笑)
レコード店めぐりやネットの音源だけじゃ、こうは行かないでしょう。
表面的には「本音と建前」がハッキリしている米国のジャーナリズムすら、時
々は妙なこともあるようですが、そういう時こそ「噂の真相(便所の落書き=イ
ンターネットの情報)」の出番ですが、その前に指標となるネタは必須です。
これからは月々送られてくるQSTを、ちょこっと内容の信憑性を割引いた立場
で「指標」としてみましょうか。
さて、日本のJARLは自らの経営失敗から終身会員に対する機関紙(JARL NEWS)
の有料化を検討しているようですが、そんな「素人」集団の行く末にヤキモキ
するよりも、QSTを終身購読する方が、よっぽどマシなのかも知れませんね。
おっと、私は過去ン十年間、JARL NEWSや監修某雑誌を一度も指標にしたこと
はありませんが。(爆)
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